アベンジャーズをはじめとしたアメリカン・コミックス原作のアメコミ映画ブームも落ち着きを見せ、最近のマーベル作品も供給過多で疲れてきたな…という方も多いのではないでしょうか。
しかし、アメコミ原作映画はマーベル以外にも実はまだまだあります!
今回は、そんな奥深いアメコミ原作映画の世界からおすすめ作品を10本ご紹介します!
10位 シン・シティ
作品名 | シン・シティ |
原題 | Sin City |
監督 | フランク・ミラー ロバート・ロドリゲス クエンティン・タランティーノ |
脚本 | ロバート・ロドリゲス フランク・ミラー |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 124分 |
出演 | ブルース・ウィリス ミッキー・ローク クライヴ・オーウェン ジェシカ・アルバ ベニチオ・デル・トロ イライジャ・ウッド ジョシュ・ハートネット |
あらすじ
犯罪の温床であり欲と悪がはびこるベイシンシティ。人はそこを「シン・シティ」と呼ぶ。三人の男たち、三人の女たちが罪と権力に翻弄されながら、濃密なドラマを織りなしていく。
- 「The Hard Goodbye」
- 無骨で怪物のような見た目のマーヴ(ミッキー・ローク)は、一夜を共にしたゴールディ(ジェイミー・キング)が殺されたことをきっかけに、復讐のために犯人を追う。マーヴは、陰謀に巻き込まれながらも、真実に近づいていく。
- 「The Big Fat Kill」
- ドワイト(クライヴ・オーウェン)は、元恋人のシェリー(ブリタニー・マーフィ)を助けるため、暴力団との抗争に巻き込まれる。彼は街の売春婦たちと協力しながら、巨大な敵に立ち向かっていく。
- 「That Yellow Bastard」
- ジョン・ハーティガン刑事(ブルース・ウィリス)は、幼いナンシーを猟奇殺人鬼から救出するが、彼はそのために重大な犠牲を払うことになる。8年後、成長したナンシー(ジェシカ・アルバ)と再会し、再び彼女を守るために戦うのだった。
予告編
シン・シティは犯罪都市とだけあって、出てくる登場人物にも確固たる意思があるのです。
苦境に立たされていても自分の意思を貫く強さに惚れます。
基本モノクロームの映像で、映像の一部分だけ印象的にカラーになっているのも、かっこよさを引き立てています。
渋めのキャラが活躍する話が好きな方は是非。
9位 ウォンテッド
作品名 | ウォンテッド |
原題 | Wanted |
監督 | ティムール・ベクマンベトフ |
脚本 | マイケル・ブラント デレク・ハース クリス・モーガン |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 110分 |
出演 | アンジェリーナ・ジョリー ジェームズ・マカヴォイ モーガン・フリーマン テレンス・スタンプ |
あらすじ
25歳の冴えないサラリーマンのウェスリー(ジェームズ・マカヴォイ)は、彼女に振られ、上司に叱責され、抗不安薬を処方されるような日々だった。しかし、ある日彼の元にフォックス(アンジェリーナ・ジョリー)と名乗る美女が現れる。彼女は、はるか昔から存在するフラタニティと呼ばれる暗殺組織の一員だという。
組織を裏切ったクロスを打ち倒すため、彼に殺された暗殺者の息子であるウェスリーが選ばれ、冴えない不遇な人生から大いなる目覚めを果たすのだった。
予告編
フラタニティに属する暗殺者たちは、特殊な能力を持っています。
心拍数を一時的に過度に高めることで、凄まじい動体視力を得たり、銃弾を曲げ、障害物をかわして相手に当てるという曲芸を見せたりと、アクションシーンの派手さは満点です。
8位 リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
作品名 | リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い |
原題 | THE LEAGUE OF EXTRAORDINARY GENTLEMEN |
監督 | スティーヴン・ノリントン |
脚本 | ジェームズ・ロビンソン |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 110分 |
出演 | ショーン・コネリー スチュアート・タウンゼント ペータ・ウィルソン |
あらすじ
19世紀末のロンドンで、謎の犯罪者「ファントム」が世界を混乱に陥れようとしていた。ファントムの脅威を止めるため、イギリス政府は特別な能力を持つ人物たちを集め、秘密チーム「リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン」(LXG)を結成する。
リーダーは伝説の冒険家アラン・クォーターメイン(ショーン・コネリー)。他のメンバーには、透明人間ロドニー・スキナー(トニー・カラン)、吸血鬼ミナ・ハーカー(ペータ・ウィルソン)、不死身のドリアン・グレイ(スチュアート・タウンゼント)、天才科学者のDr. ジェキル/ミスター・ハイド(ジェイソン・フレミング)、ネモ船長(ナサニエル・アーケン)、そしてアメリカの秘密エージェント、トム・ソーヤー(シェーン・ウェスト)が軒を連ねる。
彼らは力を合わせ、ファントムの正体を暴き、その陰謀を阻止するために戦うのだが…
予告編
リーグ・オブ・レジェンドでは、その名の通り伝説となっているような、古典的な文学作品の名著に出てくる登場人物が一堂に会する、さながらアベンジャーズのような作品です。
一人ひとりはすごく強いわけではないのですが、彼らがチームアップした時、最強の集団が出来上がるのです。個々の能力を生かしたチームワークは必見です!
7位 キングスマン
作品名 | キングスマン |
原題 | Kingsman: The Secret Service |
監督 | マシュー・ヴォーン |
脚本 | ジェーン・ゴールドマン マシュー・ヴォーン |
原作 | マーク・ミラー デイヴ・ギボンズ |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 129分 |
出演 | タロン・エガートン コリン・ファース サミュエル・L・ジャクソン マーク・ストロング |
あらすじ
紳士がマナーを作るのではなく、マナーが紳士を作るのだ。
デイヴ・エグジー(タロン・エガートン)は優れた才能を持ちながらも、問題を抱えた生活を送っていた。ある日、エグジーはトラブルに巻き込まれ、逮捕されてしまうが、彼の父親の旧友であるハリー・ハート(コリン・ファース)によって助け出される。
ハリーは、英国の極秘スパイ組織「キングスマン」のエージェントであり、エグジーを新たなエージェント候補として訓練プログラムに推薦、エグジーは他の候補生たちとともに厳しい試練を乗り越え、エージェントとして成長してゆく。
一方、世界的な通信企業の億万長者であるリッチモンド・ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)は、地球の人口過剰問題を解決するために、人類の大量虐殺を企てていた。ヴァレンタインは、彼の計画を実行するために特製のSIMカードを配布し、全世界の通信ネットワークを掌握しようとする。
エグジーとキングスマンのエージェントたちは、ヴァレンタインの陰謀を阻止することができるのだろうか?
予告編
スパイである以前に、紳士としての立ち振舞いを重視するキングスマンは、改造された傘を使ったり、ハイテク機能が満載の眼鏡を常にかけていたりと、戦闘においても紳士ぶりが現れているのです。また、アクションシーンも豊富で、後半の長尺のアクションシーンは必見です!
6位 V フォー・ヴェンデッタ
作品名 | Vフォー・ヴェンデッタ |
原題 | V for Vendetta |
監督 | ジェームズ・マクティーグ |
脚本 | リリー・ウォシャウスキー ラナ・ウォシャウスキー |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 132分 |
出演 | ナタリー・ポートマン ヒューゴ・ウィーヴィング |
あらすじ
人々が監視され、行動が制限され、言論を統制されている近未来のイギリス。娼婦として金を稼ぎ始めようとしたイヴィー・ハモンド(ナタリー・ポートマン)は、出鼻をくじかれてしまった。あろうことか警察官という名目の監視者であるフィンガーマンに声をかけてしまったのだ。
職権濫用でイヴィーをいいようにしようとするフィンガーマンたちだったが、そこにガイ・フォークスの仮面を被ったV(ヒューゴ・ウィーヴィング)が颯爽と現れ、華麗に彼女を救い出すのだった。
そして、眺めの良い場所にイヴィーをエスコートすると、そこから見えるのは国会議事堂。
おもむろに熟練のマエストロかのごとく指揮を始めるVだったが、それと同時に市内のスピーカーから『序曲「1812年」』の調べが流れだす。
すると、曲の盛り上がりが最高潮に達したタイミングで煌びやかな花火とともに国会議事堂が爆破されたのだ。
あっけに取られるイヴィーだったが、同時にその美しさに目を奪われてしまう。
果たしてVとは一体何者なのだろうか?
そして彼の目的とは…?
予告編
Vは、謎めいた出自、エレガントで洗練された紳士的な立ち振舞い、それとは対照的な過激な反政府的行動など、最高にかっこいい要素が詰まったキャラクターなのです。
横暴な権力に反旗を翻し、ヒーローとして虐げられた人々を救う。その活動は、影に紛れてひっそりと行われ、悪には一切容赦しない、そこもダークヒーロー感があってすごく良い!
そして、ナタリー・ポートマン演じるイヴィーが美しすぎる!
劇中でイヴィーはバリカンで坊主頭になるシーンがあるのですが、本当にナタリー・ポートマンが坊主頭になって役柄を演じるという体当たりぶり。
それでいてもやはり美しいのです。
5位 ヘルボーイ
作品名 | ヘルボーイ |
原題 | Hellboy |
監督 | ギレルモ・デル・トロ |
脚本 | ギレルモ・デル・トロ |
原作 | マイク・ミニョーラ |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 132分 |
出演 | ロン・パールマン ジョン・ハート セルマ・ブレア |
あらすじ
ナチスドイツとラスプーチンの手によって生み出された悪魔の子であるヘルボーイは、ブルーム教授の手によって救い出された。
時が流れ、真っ赤な肌、巨大な右手を持つ彼は、エージェントとして怪物たちと戦うようになっていた。
ある日、博物館に出現したサマエルという怪物の存在により、ラスプーチンが復活したことを知ったヘルボーイたちは、彼の陰謀を止めるために動くのだった。
予告編
本作の監督ギレルモ・デル・トロは、生粋のオタク監督として知られ、怪獣 vs 巨大ロボを描いた「パシフィック・リム」を撮るなど、機械と異形の怪物には目がないのです。「ヘル・ボーイ」ではそれが遺憾なく発揮されていて、半人半魔のヘル・ボーイをはじめ、半魚人や、からくり人形のような不死身の敵だったりと、特殊メイクや特撮が盛り沢山です。そんなキャラたちがゴシックな石造りのロケーションで戦闘を行うマッチ感や、現代的な都市で戦うミスマッチ感など様々な角度で楽しませてくれる一本です。
4位 キック・アス
作品名 | マシュー・ヴォーン |
原題 | Kick-Ass |
監督 | マシュー・ヴォーン |
脚本 | ジェーン・ゴールドマン マシュー・ヴォーン |
原作 | マーク・ミラー ジョン・ロミータ・Jr |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 117分 |
出演 | アーロン・テイラー=ジョンソン クリストファー・ミンツ=プラッセ マーク・ストロング クロエ・グレース・モレッツ ニコラス・ケイジ |
あらすじ
スーパーヒーローに憧れるデイヴ・リズースキー(アーロン・テイラー・ジョンソン)はある日決意する。
「ヒーローになる。」
こうして独りビジランテとなった彼は、ネットで購入したコスチュームに身を包み、「キック・アス」と名乗り、街に繰り出しチンピラどもを成敗する…つもりだったのが、何の訓練も受けていないデイヴは逆にタコ殴りにされた上、車に轢かれて瀕死の重症を負ってしまう。
奇跡的な回復を見せたデイヴは、その後もビジランテを続け、ヒット・ガール(クロエ・グレース・モレッツ)とビッグ・ダディ(ニコラス・ケイジ)という本物のビジランテに遭遇する。彼らは、犯罪組織のボスであるフランク・ダミーコ(マーク・ストロング)を倒すために活動しており、デイヴと違って鮮やかな手腕で悪人たちを成敗していく。
デイヴは二人の活動に巻き込まれ、共闘することになるが、その過程で自分の無力さを痛感する。しかし、彼は次第に真のヒーローとは何かを学び、成長していく。
予告編
ヒット・ガールを演じるのは、この作品で爆売れしたクロエ・グレース・モレッツ。
幼いながらも大人顔負けの戦闘能力を有する彼女は、「レオン」におけるマチルダの再来と言わんばかりに、すこぶる美しいのです。
ちなみに、デイヴは魅力的じゃないの?と思う方は、是非とも続編の「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」の、アーロン・テイラー・ジョンソンの成長ぶりをご覧ください。
3位 300
作品名 | 300 <スリーハンドレッド> |
原題 | 300 |
監督 | ザック・スナイダー |
脚本 | ザック・スナイダー マイケル・B・ゴードン カート・ジョンスタッド |
原作 | フランク・ミラー |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 117分 |
出演 | ジェラルド・バトラー レナ・ヘディ マイケル・ファスベンダー |
あらすじ
時は紀元前、古代ギリシア最強の戦士であるスパルタ人の元に最大の軍事力を誇るペルシア王国からの使者がやってくる。
平和の使者とは名ばかりで、その実ペルシア王国の支配下に下るよう通達することが目的だったようだ。
スパルタの王、レオニダスはその使者の言葉を一蹴し、ここに戦争の火蓋が切って落とされるのだった。
予告編
「300」の魅力は、とにかく派手で豪快なアクションシーンで、攻撃が当たる瞬間のみスローモーション、それ以外を通常のスピードにすることで、非常にメリハリのついたスタイリッシュな戦闘が作り上げられているのです。この演出は、今ではおなじみとなるほど、その後のアクション映画に多大な影響を与えました。
屈強な肉体の戦士たちが躍動する姿には、高揚させられること間違いないでしょう。
2位 コンスタンティン
作品名 | コンスタンティン |
原題 | Constantine |
監督 | フランシス・ローレンス |
脚本 | ケヴィン・ブロドビン フランク・A・カペロ |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 121分 |
出演 | キアヌ・リーヴス レイチェル・ワイズ シャイア・ラブーフ ティルダ・スウィントン |
あらすじ
地獄と天国の間で悪魔を追い払うエクソシストであるジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーヴス)は、日々悪魔退治に励んでいた。
ある日、ロサンゼルスの刑事アンジェラ・ドッドソン(レイチェル・ワイズ)が、双子の妹イザベルの不可解な死を調査するためにコンスタンティンに助けを求めてくる。
調査を進めるうちに、コンスタンティンとアンジェラは地獄と天国の間で繰り広げられる壮大な戦いに巻き込まれていき…
予告編
キャラ設定として、主人公コンスタンティンの従来のエクソシスト像とは異なる、皮肉っぽくスレた感じが面白いです。それとは裏腹に、悪魔祓いの実力は満点で、かなり頼りになるところがカッコいい。それを「マトリックス」「ジョン・ウィック」シリーズなどで有名なキアヌ・リーヴスが演じるのですが、これがたいそうハマり役なのです。悪魔と退治する中で次々と悪魔祓いガジェットを駆使するプロフェッショナル感は、「ジョン・ウィック」シリーズ好きな方にもおすすめです。
1位 スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
作品名 | スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 |
原題 | Scott Pilgrim vs. the World |
監督 | エドガー・ライト |
脚本 | マイケル・バコール エドガー・ライト |
製作国 | アメリカ、カナダ、イギリス |
上映時間 | 112分 |
出演 | マイケル・セラ メアリー・エリザベス・ウィンステッド キーラン・カルキン クリス・エヴァンス アナ・ケンドリック |
あらすじ
22歳、売れないバンドマンのスコット・ピルグリム(マイケル・セラ)は、ある時ニューヨークに引っ越してきたラモーナ・フラワーズに一目惚れする。順調に付き合うことになった2人だったが、ラモーナには邪悪な7人の元カレがいて、スコットは戦わなければならないと告げられる。
予告編
スキあらばコメディ描写を入れてくるテンポ感、そして主人公スコットやバンドメンバーをはじめ、7人の元カレ軍団の個性が爆発していて、112分間情報量満載で楽しい時間が過ごせること間違いなしです。
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